2008年3月27日の西日本新聞に福岡管区気象台が分析した、福岡沖地震(2005年3月20日発生)前後に発生した地震の データが公開された。それによると、本震の約9ヶ月半前からマグニチュード0.5以上の地震がまったく観測されて いないことが分かった。同気象台は、この現象を大地震の前兆として知られる「静穏化現象」だった可能性が 高いと見ており、今後も長期的に観測を続けていくという。
この時に発表されたデータによると2004年5月28日から2005年3月13日までマグニチュード0.5以上の地震が まったく観測されていない。それ以前には1〜3ヶ月に1,2回ペースで小規模地震が発生したという。
また、本震の直前にはM1クラスの地震が数回発生しており、これも前兆現象ではないかと見られている。
この記事を受け、本サイトにおいても福岡市及び周辺地域で発生した全ての地震データを蓄積し、その 発生回数及び30日移動平均を記録することにより、将来警固活断層で発生すると予想される地震の前兆を 捉えるデータとして記録することにした。
なお、この記録は既に発表されている公式のデータを元にしているが、その変動から得られる現象の 判断はまったく個人的なものであり、何ら保証されない見解であることを特に留意されたい。
地震データ欠測期間のお知らせ 2010/5/15
2010年3月13日〜4月28日の間、下記グラフの元になる気象庁のデータベースの更新が止まっていました。その影響で 本グラフの表示も地震発生回数が0の日が続いているように見えますが、あくまで元データの影響によるものです。
2014年4月1日〜4月9日の間:気象庁のデータベースフォーマット変更に対応するため欠測